Vol.2  ヤマト電機

病気を契機に事業承継 新たな事業スタートで地域貢献

継承の物語 つなぐストーリー

ヤマト電機は、事業承継を契機に新たな挑戦を続けています。3年前、経営者である平澤大作さんが病気になり、急な事業継承の必要性が浮かび上がりました。商工会の支援を受け、事業を再出発する決断を下し、令和3年には息子である平澤祐作さんに事業を継承しました。

ヤマト電機の歴史は、大作さんが大阪での経験を経て昭和47年に郡上で電気屋を始めた事に始まります。幼少期から父の経営を見てきた平澤祐作さんは、母の早世後、事業を継ぐ覚悟を固めました。専門学校で学び、福井で経験を積み、25歳でヤマト電機の経営に参画。現在は父親を支えつつ、助言を受けながら事業を拡大しています。

ヤマト電機は大和や八幡など地域に根付き、岐阜まで展開しています。特に三菱ストアの系列として、三菱製品の提供が強みです。地域では唯一の提供元として、電気工事から電池1個の配達まで幅広いサービスを提供しています。顧客への親身なサポートや商工会青年部などの地域社会への貢献を大切にし、小さなことから顧客のニーズに応える姿勢を貫いています。ヤマト電機は、新たな承継によって、今後も地域社会への貢献を続ける決意を固めています。新たな挑戦の章が幕を開けました。

父親「平澤大作」(74)→息子「平澤祐作」(41)

TSUNAGUJO 郡上の事業継承の実績(事例)