継承の物語 つなぐストーリー
明宝大谷にある「めいほうキャンプ場」(旧大谷森林キャンプ村)は、かつて地元組合が運営し、組合長をつとめていた和田淑人さんによって管理されていました。大塚義弘さんが営業権を引き継いだ背景には、和田さんの高齢化と共に進む農作業とキャンプ場管理の難しさがありました。この課題に対し、商工会のサポートが助けになり、契約書や書面の解決に向けてスムーズな引継ぎが実現しました。
大塚さんは事業引継ぎの過程で、キャンプ場の特性を活かし、施設の徹底した清掃と維持管理に力を注ぎました。また、商工会からの経営指導や補助金の活用により、広報活動も行い、キャンプ場の知名度向上に寄与しました。地域に根差したアットフォームな雰囲気と美しい自然環境でのキャンプ体験が魅力の「めいほうキャンプ場」はアクセスの良さや施設の清潔さが顧客に評価され、キャンプブーム以前からのリピーターが多いのが特徴です。
今後は、少人数向けのキャンプ場として、リピーターとの強固な結びつきを大切にし、ゆったりとした時間が流れる環境を提供していくことを目指しています
[商工会事業承継支援センター事業承継第一号(10年前)の事例]